2014/10/1 更新

医師への道

では、医師になるにはどうしたらいいのでしょうか。医師になるには医科大学か大学医学部で6年間医学の基本教育を受け、卒業後医師国家試験に合格しなければなりません。想像に難くないことですが、医科系大学の進学はかなり難しく、そのためしっかりと個人で目標を持っていなければ合格は厳しいでしょう。最近は医学受験専門の予備校もあり、そこで大学受験の準備をする受験生も増えています。最近では特に私立大学を中心に、従来の筆記試験に加えて、入学試験に小論文や面接を取り入れる大学も増えています。これは受験生が医学部に入ることの心構えや医師になるための資質、人間性を見極めることが目的です。受験する側は、自分の性格や志望動機をしっかりと分析することはもとより、医師になってからの将来設計などもある程度築いておいたほうがいいでしょう。
また一般入試に加えて、医学部推薦入学制度を設けている大学もあります。なかには書類審査、面接、小論文等で選考するところもあります。大学の校風や自分の志望動機や将来設計に合致した大学の医学部なら、こうした推薦入学に挑戦してみるのも方法の一つでしょう。とはいえ今後の医療現場、特に都市部の病院では医師が過剰になりつつあります。2025年には約1万4千人もの医師が過剰になるとも言われ、そのため厚生労働省は医師の新規参入削減を目指し、医学部の入学定員を減らしつつあります。
晴れて大学の医学部に入学し、みっちりと医療の基礎を学んで卒業した後、医師国家試験に臨むことになります。医師国家試験に合格してはじめて医師免許が与えられますが、これはあくまで実際に医療現場で患者に接して学べるいわば研修医になる資格を得たにすぎません。医師国家試験に合格した後は、さらに卒業した大学の付属病院や厚生労働省の指定する病院で2年または2年以上、研修医として臨床研修を受けなければなりません。また専門医として活躍するには、内科、外科等各領域の学会が実施する認定医(専門医)の試験または要求をパスすることが必要です。医師になってからも研修医制度など、医師は引き続き学問に励み、経験を積んでステップアップしていかなければならないのです。

上述のように、大学医学部の入学定員が削減される方向にあります。また医師が過剰になることで医師の質的レベルが低下するのを防ぐため、医師国家試験の受験回数の制限も検討していると言われています。こうした要因が重なって、これから医師を目指す人には厳しい時代になることが予想されています。医師も医療界全体も、社会の変化に的確に対応していくことが求められているのです。

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2017/9/1 更新